投手の疲労について
投手においては投球数が多く、投球に必要な筋群の疲労を招きやすいことは言うまでもない。特にスタンス幅が広く、重心を低くして投げる投手ほど、テイクバックからアクセレレーション期の体幹の伸展性が強く、フォロースルー期で上半身をかぶせていくときに軸脚に体重が乗り切れず、腰が後方に残り、腰背部の筋肉の張力が求められ、疲労しやすくなる。このような筋肉の収縮はエキセントリック収縮といい、筋肉が力を発揮する上でもっとも不利な状態でエネルギーを出さなければならないので、筋疲労や筋肉痛も起こりやすくなる。こうした投球法の技術的にみた善し悪しは別として、筋肉の疲労度から考えると、繰り返し投球することで、腰部への負担は大きくなると言える。
のざ
男性/31歳/埼玉県/野球バカ
2015-03-23 21:44