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『わたしに会うまでの1600キロ』を鑑賞

本作品はたった一人で3か月間、1600キロを踏破したシェリルストレイドさんが旅のなかで書き記し、その後出版した体験談が原作の映画。母親の死による悲しみから抜け出せずにいるヒロインが自分を取り戻すため決意した苛酷な旅のなかで自らの人生と向き合い、成長していく課程を描くロードムービーです。初心者の自然歩道の旅なので道中は自然の美しさだけでなく、厳しさ、孤独、恐怖、失敗、様々な出会いを描き、そして、旅の要所に挟まれる母の死からの転落の日々、共に過ごした日々に散りばめられた大切なヒントの数々、母に対する様々な思いを思い起こしながら、ヒロインはゴールへと歩み続ける。明けない夜は無いと言うが待っていては夜は夜のまま、だが、彼女は勇気をもって歩んだからこそ光を掴んだ、人生は生きている限り行き止まりはない、何処かに回り道がある。その回り道での積み重ねがその人を奥深い物にするのかな、ヒロインが起こした失敗は極端だが、『人生に失敗がないと人生を失敗する』というのはあると思う。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2015-09-06 23:33

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