社員掲示板

映画『みかんの丘』を鑑賞

舞台はアブハジアでみかん栽培をしているエストニア人の集落。多くのエストニア人は帰国し、集落に残るのはイヴォとマルコスの2人。
ある日2人は負傷した両軍の負傷兵を自宅で看病、当然ながら二人は顔をあわせるたびに互いをののしりあうが彼らにイヴォは語気を強め訪ねる「何の権利があって人の命を奪うのか?」
2人はイヴォに争わない約束をして、兵士達も徐々に互いの距離を縮め4人は戦乱のなかとは思えない平穏な時を過ごすもある日突然、戦争は彼らの暮らしを奪う。
こちらもまた別のアプローチで戦争と人類、命を問います。問題も複雑、歴史背景、大国の影もちらつきます。
全体を通して見えるのは難しい状況下でも人間性を保つということの大事さを描いているのかなと感じました。
ラストに語られる主人公の息子のエピソードが胸を打ち、眼前の景色は美しく杜甫の「春望」を思い出しました。
      ~国破れて山河あり~




ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-10-30 23:33

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