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映画『沈黙-サイレンス-』を鑑賞

舞台となるのは江戸時代、島原の乱が鎮圧されて間もない1640年代の長崎。

日本で布教活動していたが厳しい拷問の末に棄教し、その後消息不明となった宣教師を探しだすため、弟子であった二人の神父は危険を犯して日本に潜入する・・。


遠藤周作×マーティン・スコセッシという組合せに注目も集まったと思います。
作品は時代が時代なだけに予想を裏切るような劇的な事もなく、結末まで大まかに予想通りですが心情の揺さぶり方が良いです。
信じたことを根本から追い詰めていく静かな緊迫感が不気味さや、恐怖、人間の弱さを織りまぜ描かれています。
先の見えない絶望の果てに何を見出だすのか。作品は神の「沈黙」を写すのではなく、沈黙というオブラートに包まれた何かに作者の思いを見ます。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-22 21:41

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「沈黙」および「侍」は青春時代に原作を読み、「タクシードライバー」は個人的に洋画お気に入りNo.1です。

「沈黙」は昔、舞台作品で拝見しましたが正直ガッカリでした。あの絶望感をビジュアルで表現するというのは、もの凄い演技力やCGや3Dを駆使するといった事とは訳が違うと思うので、大好きな作家と大好きな映画監督だけに観たいけど不安…というのが正直な気持ちです。
ムーンさん、正直どうでしたか?

四代目☆寒ブリ二郎

男性/57歳/千葉県/全力でパクって親離れ
2017-01-22 22:23

あくまで原作を知らず映画のみでの観点ですが、心配はいらないと思います。
160分もの作品を朝早くから夕方までヘトヘトになるまで働いてからレイトショーに行っているのにしっかり集中して鑑賞できました・・・、では答になってませんね。

小説として書いた遠藤周作先生にも、映画として作り上げたマーティン・スコセッシ監督にとっても難しく険しい作品だったと思います。
書き込みにも触れたように結末までの一本道をこれだけひきこんだ作品を否定できません。

私としては原作を知っている方からの視点でどう思うのか興味があります。
是非鑑賞するかご検討下さい。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-23 21:01