苦手案件の周辺にて
学生の頃まで、
人前で話すこと、複数の人の中で前に出て話をすることができませんでした。
教室で、手を上げて、答えをいうことすら恥ずかしくできないヤツでした。
教員資格のための教職過程も取ろうと思えば取れたのですが、最後の教育実習に行くのが恐くて勇気がなくてあり得ないという思いで、見送りました。そんな情けないヤツでした。
39歳の時、そんな自分を壊したくなりました。「私は本当はこんなヤツじゃない」という思いが湧いて来ました。
その頃スポーツジムに通っていたこともあって、それなりに流行っていたエアロビクスのインストラクターに憧れてました。
血迷ったんでしょう。血迷いました。( ´ ▽ ` )
清水の舞台からマリアナ海溝に飛び込むような気持ちで、養成コースの扉を押してしまいました。
インストラクターになろうとも、なれるとも思いませんでしたが、レオタードという水着同然の格好で人前でリードを取ることをクリアできたら「変われる!」と思ったんです。
39歳の私は、クラスメイトの中で最年長でした。
担任講師も私より若い方でした。最年少は19歳。
それだけでも充分恥ずかしかったです。
音を取ることから、ダンス、パフォーマンス 、大きな声でのリード、大きく動いて、自然な笑顔…… 。
できないことだらけの上に、練習のしすぎで肉離れになったり。
ボロボロになりながらもなんとか卒業しました。
今、仕事で、多くのお客様の前で、注意事項などを説明させていただく機会があります。
もちろん緊張はします。
が、教室の前に立って、お客様一人一人のお顔を見ながら話ができるのは、あの時期があったからだと思っています。
… 思い出話でした。
みなさま、どうぞいい一日を♪٩( ᐛ )و
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2017-09-19 09:16