本日の案件
皆さん、お疲れ様です。
僕は生粋の九州男児です。
いや、「九州男児でした」というのが正しいのでしょう。
昔付き合っていた女性の家に転がりこんでヒモのように暮らしていた頃。
「あなたは家のことは何もしないでいいから、でーんと構えていて」
という彼女の言葉に存分に甘え、怠惰な生活をしていました。
「お腹空いたよー」と言えばご飯が出てきました。
服は脱いで洗濯機に入れておけば、洗濯して畳まれて置いてありました。
そんな快適な暮らしを続けること1ヶ月。ある日、いつものように彼女の作ってくれたご飯を食べ、テレビを観ながらゴロゴロしていると、ガシャンというお皿の音がしたのでキッチンを見ると、
「お皿くらい洗ってくれてもいいでしょ!?」
と彼女が怒りだしました。
瞬時に、「ハイッ」と飛び起きてお皿を洗ったのですが、
「あと、トイレのフタは閉めて!」「靴下もパンツも裏返して洗濯出さないで!」
と彼女の怒りはやみませんでした。
郷に入れば郷に従えとはこういうことかと納得し、それからは家事全般がデキる男になりました。
「親しき仲にも礼儀あり」ということと、「彼女はお母さんではありません」
この二つの教訓を得て、俺はつんざく波に九州男児としての誇りを捨てたのです。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2017-10-12 15:41