黙して語らず
現場で働く先輩(ほぼ同期)が、“ココロの病”で
長期離脱してしまいました…。
だからと言って、私が現場に復帰する
訳でもないのですが。
彼は体格に恵まれず、体重も私の半分しか
ありません。日中堪えきれずダウンする事も
ありましたが、彼は彼なりに懸命でしたし、
いつも笑顔を絶さない人柄の持ち主でした。
社会人として働く以上、結果を求められる
のは当たり前ですし、私も他人の不幸を
心の底から喜ぶ性格でもないのですが…。
近い内に訪れる己の人事を呪いながら、
日々力任せにカロリーを放射していた私の
姿は、彼にはどの様に映っていたの
だろうか。
人にはそれぞれ望んでも手に入らない
モノは数多ありますが、私自身も気付かない
内に彼に余計なプレッシャーを与えたり、
自己嫌悪の引き金を引いたのだろうか。
自惚れや自身を過大評価もしていません。
していませんが…。
そんなしこりが心をチクリと刺す、…と
言う事は、実は心の奥底では彼をよく
思わなかったり、嫉妬していたのだろうか。
秋の夜長、未だココロ晴れず。
つきのわ上等兵
男性/43歳/愛知県/会社員
2017-10-31 23:00