樵日記番外・熊が虎の世話になる
今日は県内某所の地権者に伐採交渉をすべく、
行ってきました、総社市。
備中国分寺を眺めつつ、晩秋の吉備路をひた走る。
”パン食へば 鐘が鳴るなり 国分寺(大嘘)”。
しかし、交渉先のお客様がご不在だったので、
同市内に住む母の兄(私の叔父・次男)に、
久しぶりに挨拶しに寄り道しましたw
我ながら、公私混同も何のその、よのぅ。
暫くの歓談の中、話題が私の近況になり、
今日の用件と地権者の氏名を伝えただけで、
叔父夫妻がビックリ。
会いに行く方は某社の会長様だったのですが、
叔父の奥さんが長年同社で精勤されたらしく、
今でも家族ぐるみでの交流があるとか!
(°Д°)…。世間は狭いのぅ。
改めて、小一時間後にお邪魔すれば、ご在宅
だったので早速交渉を開始したところ、今度は
雑談中に私とお客様がビックリ。
何でも会社の経営が苦しかった頃、私の祖父
(故人)ともう一人の叔父(長男)には色々と
援助や助言を受けたらしく、私の母の実家には
感謝してもし切れないんですって!
勤務先の看板より、恩人の親類 and 孫という事で、
「もう好きなだけ、バンバン伐って下さいッ!」
と、深々と頭を下げられ、快諾を頂きました。
(°Д°)…。岡山って、こんな狭かったっけ…?
思いがけず時を超えた”助け舟”にあやかり、
宵闇迫る旧山陽道を西へ西へ、と帰路につく。
今は亡き祖父と、ご隠居暮らしの叔父らの人生は
無言の教訓となり、今を生きる私に語りかける。
本部長と秘書の声が繋いだこの場所に集う、
社員の皆様との間にも、過去・現在・未来に
連なる”何か”があっても、今の私は納得します。
以上、駄文失礼しました。
点と点 幾重に紡ぎ 線となす
人のえにしも かくの如きに
心得よ 情けは人の ためならず
世を超え果報と なるを思へば
つきのわ上等兵
男性/43歳/愛知県/会社員
2017-11-20 22:48