12人の怒れる男
鑑賞。
面白かった。12人の男たちが一つの殺人事件の陪審員として有罪か無罪か決める話し合いをする、という内容。
条件は12人の意見が一致すること。そうでなければ次の12人の陪審員に評決が委ねられる。もし全員有罪なら被告は死刑に。
「陪審員1」が場を取りまとめ、最初に投票が行われると、12人中11人が証人がいるということで「有罪」という意見。しかし「陪審員8」が「無罪」を主張したため、話し合いが持たれることに。
ずーっと同じ室内で話が展開されるけど、全然飽きずに見ていられる。人間の良いところと悪いところが全部出ているような。「決めつけ」「偏見」「個人的感情」「欲求」「無責任」ということに対して、良い意味での「疑い」とか「倫理観」とか「責任感」がある人がいて…。
最初、観ている側にはなんの情報が無いまま話が進んでいくけど、会話の中で段々と全貌が見えてくる作り方もうまいなと。後出しジャンケン的なズルイ部分もなくはないけど。
なんにせよ、人の生死に関わることに責任持たなきゃダメよね。
川越エース
男性/42歳/埼玉県/機能訓練指導員
2017-11-21 02:59