今日の鼻歌
【 Howl's moving castle / ジョヴァンニ・ミラバッシ 】
イタリア気鋭のピアニストで大の日本好き、ミラバッシの久石譲さんのカバーです。
映画監督の押井さんによれば
「 60才をすぎた監督ならば誰でも映画の中に『あの世』が出てきて当然 」らしいのですが。
千尋とカオナシが乗った電車が向かう彼岸、ハウルが飛び回る戦場……など宮崎映画にも『あの世』を感じさせるものが、出てきたなぁ…と思っていたら『ポニョ』の海の中、『 風立ちぬ 』の空の上、など、もう完全に死への予感と『あの世』か出てきて、70過ぎた映画監督の死生感を見せられてるんだ、と思えば納得もできますが。。。
なんだか説教くさいよね(笑)
まずもって、映画として、つまらないし。
『八月のラプソディー』やら『夢』の頃の【 黒澤 】を思い出します。
ま、別に宮崎映画は、一人の職業人として、一人のオトコの成れの果てを見届けたいから見てるだけで、映画の内容はどうでもいいのですが。
『時かけ』『サマーウォーズ』の細田守 監督の一連の作品や、原恵一監督の『クレしん』、特に『オー!モーレツ!オトナ帝国の逆襲』あたりのほうが、映画として100倍は面白いというのは僕個人の感想ではなく、歴然たる事実だと思います。
『未来少年コナン』『ホームズ』『ラピュタ』の頃に比べると、運動神経も衰えているというか、アクションで楽しめるわけでもないしね。
「宮崎アニメは面白い」ということにしておきたい、という、日本国民の共同幻想、願望ではないかと思いますが。
やるんだか、やらないんだか、新作にも期待はしてません。
とは、言え、です。
ポニョのクラゲのフワフワ感とか、零式の飛行機が滑空するところとか 『 浮遊感 』はさすがですよね。
尖塔から尖塔へ跳びうつるルパン。
浮き上がるトトロ。
すこぶる気持ちが良い。
【 人生のメリーゴーランド / 久石 譲 】
荒地の魔女の式神に追われて、高いところに追い詰められたハウルとソフィーが 「 そのまま…そのまま歩いて! 」と、空中散歩するシーン、大好きですね (*´∀`)♪
やはりアニメーターとしては最高。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2017-11-27 06:41