本日の案件

皆さん、お疲れ様です。

幼い頃、兄弟が多くて貧乏だったので、大皿のおかずはいつも取り合いでした。

「肉ばっか食ってんじゃねぇよ！」
とよく兄に言われ、取っ組み合いの喧嘩になったものです。

育ち盛りの僕ら兄弟があまりに喧嘩をするので、ある時から肉の量が増えました。
何の肉かも分からずに僕らは「うまいうまい」と食べていたのですが…。

だいぶ大きくなってからある時母に、
「これって何のお肉？」
と聞いたところ、
「あぁ、それはお肉じゃなくてお麩よ。」
という衝撃の返事が返ってきました。

お麩とわかっても、僕にとっては忘れられない母の味、お肉メモリーです。

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