荒ぶる神
ここのところ2年連続で、初詣は神田明神へ出かけています。『神田』は“身体”が訛った名称で、首を打たれた平将門の胴体を奉っていると言われています。特に今年はさらなるご利益を期待して、大手町の『将門の首塚』も連チャンでお参りしました。
多分、来年も同じコースを回る予定です。
将門はご存知。
朝廷に謀反を企て、関東に独立国を作ろうとして罰せられた人物。その生前の強さから、死後の祟りを恐れられたことから、神と奉じられて、関東の鎮守とされています。
九州の菅原道真も同じく、大宰府に左遷された怨みから祟りがあると恐れられ天満宮の神とされて九州の地鎮に奉られます。
氾濫の多い、暴れ川は、時に竜に見立てられて、龍神を水の守り神を祀ります。
暴れ者のスサノオはオロチを退治します。
地震の多いこの国では、尋常ならざる力持ちの大男達を神に見立てて、地面を踏みしめ、地鎮の神事としました。
かつて帝の御前に奉納された神事では、どちらかの息の根が止まるまで殴り合ったらしい。
そうまでして、強いものにご利益を求めてきたわけですね。
地鎮祭の意味合いだけではなく。
誰しも心の中に潜む、大衆心理としての破壊衝動や暴力願望を集約して、その代替行為として、解放する役目もあったのではないかと思うのです。
昔、勤めていたお店の若手グループで総合格闘技を見に行った時に、普段、大人しい女の子が「おら!いけ!ぶっ〇ろせ~!」などと叫んだのには、ドン引きしましたが、本人はスッキリしたみたいでした(笑)(  ̄▽ ̄)
なにが正しいことなのか良くわかりませんが。
僕自身、とても品行方正ではないですけどね。
『 立派な人格の横綱 』って、なんだか、ご利益が少ないような気がしちゃうんですよね(笑)
そもそも相撲ってスポーツ? なんですか?
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2017-11-30 01:52