本日の案件。

本部長、秘書、社員のみなさん、お疲れさまです。
ネタバレ案件、わたしが高校生のころのことです。
女の子がたぶんみんな通る、お父さん大っ嫌いな時期を
ようやく過ぎ、ちょっとお父さん孝行を、と
父を映画に誘ってみました。
作品は、当時ヒットしていた"羊たちの沈黙"。
通訳者である父は、原書で読んだそうで
"おう、あれは面白いぞ"と喜んでくれました。
が、映画が始まり、ドキドキするシーンになると
父は隣から
"あのね、天井に隠れてるんだよ"など、
ささやいてくるんです。
父としては、本を読んで内容を読んで知ってるから、と
娘にサービスしたつもりだったのかもしれませんが
ドキドキを台無しにされたわたしはイラッとしてしまい、
もう一緒に映画行かない！と言ってしまいました。
父はたぶん、ネタバレを気にしないタイプなんだな、と
いまでは思います。

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