小芝居の仕合

職場に同じ誕生日の同僚がいた時の話です。
彼女はハムが大好きと言っていたので、半分ウケ狙いでお歳暮ばりのハムの詰め合わせをプレゼントしました。
笑いながらも喜んでくれて、彼女からも満面の笑みでプレゼントをもらいました。
ワクワクしながらあけると、外国製のどぎつい色のついたぐるぐる巻きのグミや、コーラグミなどグミの詰め合わせが入っていて、心の中でギョギョギョ〜！！と叫んでしまいました。
そう、私は、グミが大嫌いなのです。中でもコーラグミと外国製のグミが…。
さかのぼること1ヶ月前、職場で食べ物の話になり、アレが好きだの、これがダメだのを話していたのですが、どうやら、彼女は嫌いな食べ物と好きな食べ物を勘違いして覚えていたようでした。
瞬時にそれを判断した私は咄嗟の小芝居。
「わぁ！ありがとう！」と満面の笑みで返しました。
数年後、人づてに実は彼女がハムが苦手なことを知った私。勘違いと小芝居は、お互い様だったのでした。今、彼女は何してるのかなー。元気かな〜

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