いいところだけを伝えないで
木曜日の、鹿野の話、聴きました。
私は、鹿野の隣町出身です。
昔は同じ気高郡。今は同じ鳥取市となっています。高校の頃は、よく、「グンブ(郡部)、グンブ」と市内の奴らにからかわれたもんです。
何もない田舎が嫌で30年ほど前に鳥取を出てきましたが、最近は東京でも鳥取の話題が多くなり(特に今の知事になってから)、更には、私の捨てた田舎に住みたい人が増えていると聴き、嬉しさ半分、戸惑い半分という感じです。
私みたいに田舎を捨てる者も多く、人口が減り続けているところを、移住してくる方々が埋めてくれるのはありがたいことでもあります。
東京暮らしも30年を越えてくると、都会から田舎に帰りたい、移住したいと思う人の気持ちも多少わかります。私は帰らないですけど。
ただ、鳥取は、よく言えば『手付かずの自然が多く残る素朴な街』となりますが、『開発がほとんどされてない不便な街』とも言えます。
移住される方には、ぜひ、良い点だけでなく、不便な点もちゃんと伝えてあげてほしいと思います。行ってみたら「話が違う!」となると、お互いに不幸になりますから。移住するなら、末永く住んでほしいですからね。
例えば、今の時期、鹿野は、たぶん、かなりの雪が積もってると思います。舗装のしてある道路は町や市が除雪してくれますが、路地は自分たちで雪かきをしなくてはなりません。
スーパーも飲食店も多くないでしょうし、買い物は近くても浜村、物によっては鳥取市街にまで出なくてはいけないかもしれません(朝は凍結するような道を車を走らせて)。医者も少なく、病院も鳥取市街がほとんど。
そおいう不便も楽しめる、そんな人でないと長くは住めないと思います。
不便な点も理解して、それでも行きたい!という人に行ってほしいものです(わかって行っても、思ってもみなかった問題が出てくるとは思いますけど)。
旅行と移住は違います。そこで生活して生きて行かなくてはなりません。
不便も理解してないと到底無理です。
よろしくお願いします。
ミネソタファンキー
男性/55歳/東京都/会社員
2018-01-14 10:15