本日の案件
皆さん、雪の中お疲れ様です。
思春期の頃の僕はコンプレックスの塊のような人間だったんです。
僕みたいな醜い人間は消えた方がいいんだとよく悩んだものでした。
そんな僕が唯一気に入っていた身体のパーツがあります。
それは、「足」です。
自分の足の美しさに気付いた時、僕は心底感動しました。
スラッと長く伸びた指先、繊細な爪、土踏まずやくるぶしの曲線美…。
どれをとっても美しく、毎日寝る前にウットリと眺めていました。
それから僕は冬以外はサンダルを履き、惜し気もなく足を露出して歩きました。
ある時、お付き合いしていた彼女と海に行きました。
砂浜でサンダルを脱ぎ、自分の足の美しさに見とれている僕に彼女が言いました。
「エリーちゃんの足ってさぁ、ヘンテコだよね~」
その言葉は波のように打ち寄せて僕の心は砂の城のように儚く崩れ落ちたのです。
その時の彼女は妻となり、今でも僕の足を見て鼻で笑います。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2018-01-22 13:15