開き直る
昔『桃』という犬と暮らしていました。
もう、だいぶ前に死にましたが。
彼女は仔犬の頃、音に過敏な仔でした。
生まれた家は山あいの静かなところだったので、ちょっとした物音に怯えては、僕の膝に乗ってきたり、ハウスにかくれたり。
ある日 『吠える』ということを覚えてからは、たびあるごとに『無駄吠え』がはじまって。
いつもラジオを鳴らし、踏み切りに電車を見にいったり、それでも基本的な体質は直らなかったですね。
だから真夜中に物音がしてガウガウしたら、窓をあけて、一緒に外を見て「 大丈夫、何もいないぞ、警備ご苦労様です 」なんて話をすると納得して寝入る…そんなことが数えきれないくらいありました。
それは我家の流儀のひとつ 。
その頃、知り合った近所のダックスは、とても神経質で、最初は誰にも懐かず『回りはすべて敵』といわんばかり激しく吠えまくる子だったそうな。
腫れ物に触るようだったのが、そのうちママさんが「噛まれたら噛みつき返してやる」と開き直ったとたん、関係が良くなったそうで「今はナイーブな美青年みたいな感じ」と笑っていました。
面白いのは、しばらくしてその家には2頭目のダックスが来たのですが、その子は誰とでもフレンドリー、おおらかで見事な『次男坊』だったそうです。
犬の性格もいろいろ。
家人 以外、けっして懐かない子もいるし、犬が嫌いな犬だっています。
別に、犬は将来 独立するわけじゃないですから(笑) 無理に他人と仲良くする必要はないんです。
「犬の社会性」ってやつ。ママ友、犬友、その辺を勘違いしてる人も多い…というか、自分の理想像を犬に投影している。犬カフェ、ドッグランで、群れてたむろしたいのは、実は人間ばかりなのです。
家族が大好きなら、家族とだけ仲良くしてればいいし、噛み癖がどうしても治らないなら、口輪をつけて夜中だけ外出すればいい。
それのどこが、問題なんだ?という。
『犬の問題行動』とは実は人間が勝手に問題視してるだけだったり。
ようするに。
ありのままを受け入れる。
『腹をくくる』ということ。
すべてのスタートはそこから。
まぁ『彼氏』とか『子供』に置き換えてみても大差ないと思いますが(笑)
どうぞ前向きにね( ^∀^)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2018-02-04 22:13