本日の案件
本部長、秘書お疲れさまです。
初めて勤めた部署での出来事なんですが、資金難で部署存続の危機に陥った時期がありました。
私にとっては社会人初めての場所、事情があって正規職ではなかったため、もちろん研修も無く、やりながら仕事を覚える毎日でした。最低限の人数(男性上司、女性上司、先輩、私)で仕事を回しておりましたが、それでも人を切らなければならないとなったとき、少し勤務態度に問題のあった先輩を辞めさせてはどうか?という話が上司と私の内々で進んでいきました。
先輩の勤務態度問題については私も感じていたし、感情の起伏が激しい人だったため、どうして?という嫌な思いも何度もしました。ですが、なにも知らない私にいろんなことを教えてくれたので、お世話になった先輩に対してこんなことをしてよいのかという葛藤の毎日でした。
ある日、残業帰りに女性上司と一緒に帰ることになり、私は溜まった思いを話しました。すると上司は「そんなこと貴女が悩む必要はないのよ。貴女の代わりはいくらでもいるんだから」と言われました。組織で働くことがどういうことか客観的に話してくださっただけなんだと思いますが、尊敬していた上司の口から聞きたくなかったです。「あ〜なるほどなぁ〜」と私の中の何かがゼロになり、結局私も先輩と一緒にその部署を辞めました。(現在その部署は消滅し、メンバー一新して新しい部署となりました。)
新屋敷(しんやしき)
女性/35歳/東京都/研究職
2018-02-05 11:15

