案件②
いつも楽しい時間をありがとうございます。
いつか着れるかも?いや、もう着ないけど!なかなか捨てられない服。
それは。
ピンクハウスの真っ赤なオーバーオールです。
18の時に、どうしても欲しくてバイト代を少しづつ貯め、憧れだったピンクハウスに行きました。
ピンクハウス、ご存知ですか?
そう、お店に入った私を待っていたのは、ふりふり、ふわふわな、キュートなお洋服たち。
店員さんに勧められて試着したりと楽しい時間を過ごしましたが、お値段を知ると。現実を知りました。
当時の私の半年分のお給料があっても足りない金額。そう、とてもお高いんです。
実はお店に入る前に、ショーウィンドウのマネキンさんが着ているオーバーオールに一目惚れしていました。どうしてもそれだけは欲しかったので、お値段を訊くと、少し足りない。
初めてその場でクレジットカードを作り、カード払いでそのオーバーオールを購入しました。
その後、就職してピンクハウスのお洋服は、何着も手にしましたが、初めて買ったその、赤いオーバーオールだけは手放せないんです。
年齢的にもアウトだし、娘がいつか着てくれないかなあと思っても、趣味が全く合わないのでその夢も叶わないと思います。
本部長、もう絶対着られないオーバーオール。捨てる勇気をください。
あぷりこっとん
女性/49歳/東京都/元保育士
2018-02-12 16:16