本日の案件
本部長、秘書の浜崎さん、リスナー社員のみなさんお疲れさまです
銀行に勤めて2年目の時に、地元の警察署と合同で銀行強盗を想定した訓練がありました
劇団でお芝居をしていた女性の先輩が人質役に任命され「たったっ…助けて~!」と犯人に扮した警察官に模擬拳銃をこめかみに突きつけられ、首根っこに腕をまわされた状態でヨロヨロと演技をしながら店内ロビーに入ってきました
「正直、あまり演技上手くねーなー」と心の中で毒づいた瞬間、先輩を突飛ばし犯人に扮した警察官が私の座る窓口のカウンターに土足で飛び乗り「おい!こらぁー!金出せ!早く用意しろ!」と怒鳴りながら模擬拳銃を鳴らしたのです
私のカウンターに飛び乗るなんて聞いてないよ~と思いながら「副支店長ぉぉぉ、ぉぉぉお金要求されましたぁぁぁ」と助けを求め、冷静な副支店長は模擬紙幣入りの袋を渡し、犯人役の警察官は逃走していきました
訓練後の振り返りで別の警察官から「犯人はどんな服装をしていましたか?」と聞かれた私は「確か、赤いチェックのシャツを着ていました」と答えたところで犯人役の警察官が登場…赤でもなくチェックでもなく青いシャツを着ていました
人の記憶なんていかに曖昧だということ、そして先輩が大根役者だということが露呈するという、私にとって忘れられない1日となりました
ななきゅん77
女性/46歳/千葉県/会社員
2018-02-27 12:49