子供の頃・・・

私の住んでた家は怖かったです。
長い廊下があって、突き当たりには応接間が有って、そこには首だけの絵とか、変な彫刻とか飾ってあって入りたくありませんでした。
私は廊下の反対側に有る部屋に寝てたんですが、ある夜寝ていると、応接間の方からガチャンガチャンという音が聞こえてきました。
私は布団に潜って震えながら、その音が通り過ぎるのを待ちました。
するとガチャンガチャンという音は向こう側に遠ざかって行きました。
私はホッとした次の瞬間、冷や汗が吹き出ました。
廊下は私の部屋の前で突き当たりになっていて
向こう側なんか無かったからです。
あの音の主はどこに消えたのでしょう・・・

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