案件２

坊主が高校生の頃、回転寿司へ行った時に財布を忘れたことに気が付きました。

「財布忘れたから、家に取りに行ってくる。好きなだけ食ってろ。」

といって、家に取りに戻りました。

当時の坊主はラグビーをしていて、回転寿司は７０皿平均で食べる大食漢でした。

そして、４０分ほどして戻ると、自分が店を出てからほとんど食べておらず、坊主はオロオロとしていました。

どうした？と聞くと、「帰ってこない時にどうしよう、１０皿くらいなら住所と名前を言えば、後でお金を持ってくることで許してくれるかと思った…」

くまモンタイプの坊主がなんと気弱なことかと思うと同時に「こいつ親を信用していないな」と思った瞬間でした。

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