普通
日曜日にマイナビのでかい説明会に行きました。
でも、往復交通費2千円、入場して僅か15分で会場をあとにしました。事前に講演もいくつか予約していたのに。
見渡す限りの、スーツ、スーツ、スーツの海を目の当たりにした、私服を着ていた浮きまくりの私は、恥ずかしいファッションではないのに、その場には居られないような気持ちに襲われて気持ちが負けたのです。
私は美大に通っていて、この時期のこういう説明会にはスーツを着ていくのが普通ということを知りませんでした。美大を言い訳にしてはいけないのですが、私たちは、目指す業界に私服出勤が多かったり、大学の入学式の日は学科の教授に「スーツなんて捨ててしまえ!」と言われる環境の中にいました。
スーツのかっこよさはわかります。スーツが着たくなる時もあります。でも誰が就活の戦闘服は真っ黒のスーツだと決めたのでしょう。
グレーや紺は正式じゃない。ストライプのステッチは正式じゃない。髪は黒染め、パーマなんてもってのほか。日本の就活は苦しすぎます。
でも私たちにとっての普通は、少数派という条件つきのもとに存在し、少数派は世の中的には普通ではないのです。
流石に、ああ、間違えた、と、犯罪も何も悪いことはしてないのに、普通じゃないだけでダメな気がしました。「スーツでお越しください。」なんてどこにも書いてなかっだろう、マイナビさんよ!なぜ皆んなお揃いの真っ黒のスーツで来たんだ、学生さんよ!意味も分からず着てるやつも1人くらいいるでしょう。
その帰りはたまたま、3/5のスカロケをタイムフリーで聞いてMOROHAさんの曲を聴いて、久々に道端で涙を流しました。尖るなら尖り切れよ、自分。まるでガキ大将に喧嘩で負けた子どもだよ。言いたいことをまとめると、radikoタイムフリー機能ありがとう。少し救われました。
ふりゅー
女性/28歳/東京都/会社員
2018-03-15 13:43