下品
映画をつくる。
レストランをつくる。
資本規模もマーケットも違うけど、プロダクションビジネスには違いないし、昔から合い通ずることもあるような気がしています。
どこか “ お祭り ” のような、作り物の世界。
お客さんには楽しんでほしいし、自分たちも楽しみたい。お祭りを中心にいろんな人が関わる。
時にはルールを知らないと楽しめないお祭りもありますよね。小さなコミュニティなりの流儀とか。
参加してる当事者にはすこぶる楽しいモノでも、
他所の人間からしたら、何がいいかさっぱりわからない、よくわからないモノも、滑稽に見えるものもあるでしょう。
自分が理解できない、自分の法則にないからといって、それを否定するのが正しい行いだろうか。
ダンジリが神輿を否定するだろうか。
阿波踊りと盆踊りを比べる人がいるだろうか。
嫌いなら嫌いでいいじゃん。それは優劣ではないから。良いと思った時だけ誉めればいいじゃん。
何様のつもりか知らないが。
みんなが頑張って作ったものを否定する輩が嫌いです。
というか『哀れ』だと思う。
いち観客、いち顧客として純粋に楽しむこともできない。
かといって、作る側でもない。
自分で作ってみない限り、生み出す楽しみは一生わかるまい。作ったことのない人間と、作ったことのある人間との間には決して越えることが出来ない差がある。
評論家とは何者か。
レビュアーとは何者か。
どちらともつかない鵺のようにあればよい。
それこそが、その選択にはお似合いだ。
だから、哀れ。
そして僕は、彼が、彼らが大嫌いだ。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-03-30 02:51