スカロケ小説第十五話
♪~
スペイン坂の頂~
「あー、社歌じゃない!」
たかみつは声を上げた。
G党球児22とハル君のパパは岩の辺りから社歌が流れ、びっくりして手を引っ込めようとするが、岩の口はしっかり二人の手をはさんで口を閉じていて離さない。
~♪
~永久に幸あれ
「二番はないな」
うらはつぶやいた。
ドン!
岩の口が開いて、二人を急に離したので二人は尻餅をついた。
「あいてて!」
その時、泉の水面が波打ち、ほっそりとした一人の女性が現れる。
「美保さま!大王さまがお呼びです」
その女性は泉の精霊に声をかけた。
「わかったわ、恵。お二人さん、これで勘弁してあげる。もう泉には何も投げないようにね」
泉の精霊とほっそりとした女性は静かに泉の中に帰って行った。
「美保って言ったよね?やっぱり秘書だ!」
たけうぃきは隣のとなりのトミーに言った。
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-08-29 18:19