社員掲示板

昔むかしの・・・。

お疲れ様です!

今となっては時効なので書きますが、その昔、テレビ局にスタジオ設備を納めるシステムエンジニアをやっていた頃のこと。

設備の納入が何とか間に合い、今日の昼イチの全国放送番組のナマ放送から、いきなり実運用にかかるという朝。

ワタシは仕事が一段落して、ホッとした気分で職場へ出社したところへ、現地に張り付いている保守要員の仲間から電話が・・・。

なな、何と、朝、システムの電源を入れたんだけど、肝心の操作卓を操作しても、全く動作せず、何も出来ないんだけど・・・?。という。

「え~~~~~っ???」と返事したアタマの中は真っ白。どど、どーしよー???。

とにかく昼からナマ放送が始まっちゃうから、それまでに何とかしないとタイヘンだ!、ということだけは確かなわけで。郊外の職場から都心部の放送局へ急行し、10時半に到着。直ちに状況確認するも、確かに操作卓は働かない・・・。

う~ん、マジで困った。(゚o゚;

これはもう、ハラを括って、一旦お客様に頭を下げるほか無い、と判断し、たかが主任の分際で、お客様の現場トップの、お客様の間でも「元帥」と呼ばれている、偉いチーフエンジニアの方のところへ行きました。

そして、「申し訳ありません。午前中の復旧は困難と見られるので、お昼の生放送は非常用の系統で運用して頂けませんでしょうか。」と頭を下げて、カミナリが落ちるのを待ちました。

すると、怒られるどころか「分かった。すぐに演出変更の手配をする。よくぞ早期に打ち明けてくれた。」と、お礼?を言われました。

つまり、ヘタに粘られて、やっぱりダメでした。となっていたら、取り返しの付かない事態に陥っていたという訳です。

速い判断が奏功してお客様の変更手配が番組に間に合い、視聴者から観た目には、何のことなく、普通の番組運用としか思えない程度に、凌いで頂いたのでした。

今思い出しても、システムエンジニア時代最大の、ハプニングでしたが、あの時、チーフエンジニアの方に頭を下げに行くことを決断し、実行した自分は、自分なりに、名シーン?、だったように思います。

のんびりタック

男性/64歳/東京都/スカロケスポーツサイクリング部
2018-04-03 13:12

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