案件
中高と演劇部だったので、演劇について語りたいです。
少なくとも、舞台演劇では、いわゆる憑依型の役者は、二流です。
舞台演劇では、自然な演技をすることは大事ですが、もっと大事なのは、舞台全体を舞台上に居ながらにして、俯瞰し、自分がどの立ち位置にいれば良いのか、等々を常に考えていかなければなりません。
つまり、頭の半分を役に没頭させ、残り半分は、自分の意識を保ち続け、舞台全体を俯瞰する、ということです。
憑依型の役者には、これは出来ません。頭の全てを、役に乗っ取られているわけですから。
一流の役者は、自己を舞台上で分裂させ、その分裂の中で、役を演じきるのです。
夏野ツバサ
男性/25歳/神奈川県/学生
2018-04-10 08:30