ドキッとさせられた言葉案件。
デザイン会社で3年目ぐらいの頃、世の中の景気が悪くなる一方だったある日、デザイナー、イラストレーター、ディレ
クターなど…会社の中枢であるメンバーが次々とヘッドハンティングや他社からの引き抜きで1人また1人と会社から去って行きました。22人いたメンバーが気が
つけば残されたのは私を含めて3人だ
け。深夜に残業していた夜、社長が私のところに来て「もう君しかいない。一緒にこの会社を背負ってくれるか?」と言われた時はドキッとしました。
その頃は私も他社からの誘いを受けていて思い悩んでいたので、社長の言葉で目が覚めたような気持ちになり「どこまで頑張れるかわかりませんが、やってみます。」と答えました。
大部分の仕事の責任を抱え、給料は半額以下になり…それでも懸命に頑張りました。その後会社は持ち直し、少しずつ人も増えてメンバーは16人までなったある日、かねてから私の念願だった独立を実行しました。社長からも労いの言葉をいただき円満退社をし、イラストレーターとして独立…あれから30年余り。
今でもあの社長の言葉には私の心のヤル気スイッチをONにしてくれたような気がします………感謝。
コロンボ
男性/69歳/神奈川県/自営・自由業
2018-04-19 06:36