「今、合格すると決まってるやつも、落ちると決まってるやつもいない。」
今から7年以上前、高校3年生の冬です。センター試験を10日後に控えているにも関わらず、思うように点数が伸びない自分がいました。
落ち込みながら学校から帰ろうとしたとき、正門で僕が所属していた野球部の監督に「調子はどうや?」と呼び止められました。僕は、情けないことに、「面白い具合に落ちてしまうと思います。」と答えたら、「それは甘い」と言われました。監督は、
「わしは今まで負けそうな試合も勝って甲子園に行ってきた。逆に勝てる試合を落としたこともあった。落ちるんやったらあと10点上げてから落ちろ。わしも浪人した。
今、受かると決まっとるやつもおらんし、落ちると決まっとるやつもおらん」
と言われました。
野球部時代、僕は監督からよく「自分で自分のチャンスを潰している」と言われてきましたが、その意味がようやく引退後にわかりました。
その言葉を思い出すたび、どんな逆境に立たされても、逆転サヨナラを信じ、頑張ることができています。
おちゃけん
男性/32歳/愛知県/会社員
2018-04-19 14:32