現役感
中学生の頃、ある女性シンガーが好きでした。
当時の彼女を象徴するのは『歌唱力』
小柄な身体に似合わず、観客を『ある種の暴力的なほど』圧倒的する声量が魅力…
でした(笑)
ある日、テレビで久しぶりに彼女のライブを見ました。ピアニストと二人。ホテルのディナーショーのようなライブ。
『落ち着いたオトナ空間』を演出したのか、あまり広くない会場やピアノに合わせたのか、セーブした声量でガッカリ。
新曲はおろか、挑戦的なカバー曲もなにもない。今という時代に何一つコミットしない。
明らかレッスン不足の声で歌われる懐かしのヒット曲の数々。そこにあったのは、劣化した『 残骸 』でしかなかった。
なぜそんなことを思い出したのか………
そういえば、例のアノ方(笑)
それはそれは『現役感』にあふれていました。
まだまだ戦ってますね。
「音楽が『配信される』という時代の中で、今の若い人にも このベスト版を『再構成したもの』と思ってもらえたら。いつの時代の曲も、今の曲と同じ、フラットな気持ちで聴いてもらえるんじゃないか、と思いました。その上で1位を取れたことは本当にうれしい。今まで自分がやってきたことが認めてもらえた気がします。これで次のアルバムを作るモチベーションが高まりました。」と語る。
まだまだヤル気なんだ、と思いました。
戦略もあれば、戦術もあって、セールスという戦果にもこだわる。自分自身の立場や影響力を熟知し、周りの人を巻き込み、周りを幸せにする。その上で自己実現と自己表現も果して見せる。
さすがだな。
とても勉強になりました (* ̄∇ ̄)
桑田さんのラジオを聴いていても一番に感じるのは現役感なんですよ。
それがカッコいい。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2018-04-22 09:58