小さな記憶

雨が降ると植物が喜ぶからと

よく庭で花の手入れをしていた

決して大きくはない背中越しに

小さな花は活き活きしてた


きっと

そんな姿をみながら育ててもらったから


そう背中越しに教えてもらったから

僕は生き物たちの気持ちがわかるんだよね？きっと


小さな胡蝶蘭が

大きな花をつけ

手入れする私を

そっと見守っているのかも知れない


雨は嫌いじゃない


ちいさな想い出を

西から運んできてくれる気がするから。

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