社員掲示板

勉強になりました②

それなりに優秀でハズレを引かなかったものだけが生き残る職場。自分を優秀だと思えば組織改革の必要も感じないだろう。

でもさ。実は自分で優秀と思っている人も、上からしたら便利屋で使っているだけだったりするんだよね。「アイツは人が育てられない、伸びしろないな、まあ、仕事は早いから上手く使っておけば」ってね。

結果。慣例重視、非効率、責任回避のメンタリティが代々 受け継がれていくだけ。

それでも顧客(患者)は絶えない業界だもんね。

看護学生のナースに対する憧れは強く、志も高い。「命に関わる現場だから」「厳しいに決まってる」と吹き込んでおけば、多少の無理をさせても、辛い想いをさせても大丈夫だと、胡座をかいてるようにしか思えない。

組織ぐるみのパワハラ体質。

「新人はキツくて当たり前」そんなこと今どき飲食店でも言わないよ(笑)(  ̄▽ ̄)

日本にホスピタリティーという言葉を持ち込み、ネズミランドやらキッザニアでホスピタリティーを指導した、私の師匠たる先生が言ってた。

「自分の身内にすらホスピタリティーを感じさせられないものが、顧客にホスピタリティーを感じさせられるはずもない」

病院にもビジョナリーカンパニーとそうでないところがあるようだ。場所によってはビジネス感覚が20年は遅れてることがよくわかった。

なるほど病院選びは大切。

不治の病を持つ身としては心得ておこう。



てかこの件は、
ぜひ FUJI2 大先生にご意見を賜りたい(笑)

コーギモモ

男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-06-03 08:41

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。

ではご指名を頂戴いたしましたので、長文にお付き合いください。

自分は40年前に技術職として社会人になりました。その頃は製品ごとに師匠的な人がいて、すべての技術を自分のものとして、丁稚奉公のように師匠の指示したことだけを行う世界でした。その環境では勤務時間は師匠の指示に従って仕事を行い、そのあとの時間に個人で勉強を重ねる毎日でした。一部上場の企業で、業務についての残業は青天井でしたが、私的な勉強ですので当然タイムカードを退勤にしたのち、翌朝まで学ぶことが週に3-4回していました。
馬鹿な自分でもそのくらい学習すれば、そこそこのことが出来るようになって、師匠の信頼を得て弟子として認められるようになり、接することができる資料も多くなり、ますます学習と経験を積み上げることができるようになりました。

この時すでに疑問を感じていることがありました。企業という組織の中では人事を含めて組織管理ができないと昇進(給与を上げる)ルートが無いということです。当時はベースアップが当たり前でしたので、若い者は微々たるもの、年齢を重ねれば対数的に基本給与が上がって行きました。しかし師匠たちはいずれも役職から外れており、組織管理ができる技能を持ち合わせない人達でした。そして、自分のもう一つの疑問として、将来開発スケジュールが早くなり、製品がどんどん陳腐化して、無くなるようなことがあれば、師匠たちはどうやって食べていくのだろう?ということです。

日本で活動する企業はどの企業も明確な答えを未だに持っていないと思います。組織管理は資源管理であり、その結果目標とする成果を決められた資源で達成することの範疇を超えていません。故に人事管理が出来る者が昇進する、技術だけに特化した人材は使われる人材でしかないということです。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-03 15:13

その2.

生産性を上げること、多くの人間が均一の成果を上げられる仕組みを作ること、そのためには自分の理解した技術を包み隠さず、周囲に開示して知識の共有化を図ること、経験を積み上げるためのコーチングを行う、そして自分の次の餌となる仕事を探す、これが技術上席者の役目であり、これを行って企業の求める成果(収益)を上げていれば、自分の期待に応えてくれると考えるようになりました。ゆえに、応えない企業に属する理由はありません。同様に自分が応えられないのであれば存在する理由が無いと考えるようになりました。

25歳で転職した外資系コンピューターメーカーも日本的な古い体質の企業でした。

同様に時間を確保して他人が嫌がる面倒な製品群を学習し、同僚たちへの情報開示と交換を行い、自分のポジションを確保しました。当時は結婚したばかりで義母が入院して貧困のどん底でしたので、当時の上司の呑ミニュケーションに参加しなかったことで嫌われてしまい、昇給昇進は常に最下位手前の評価でした。(最下位2年続けばクビ、でも便利な人間でしたのでその一歩手前でした。)月末になると交通費が無くなり代休で休む、破れた靴にガムテープを張ってマジックで塗って原宿の会社へ出社していました。(笑)

自己学習には積極的な会社でしたので、毎年通信教育を受けていました。仕事が忙しくなると時間が無くなるのと、終了すれば半額、優秀賞(90%以上の点数)を貰えば全額戻ってくるので、ひと月のカリキュラムを1週間で終了させ、半年のプログラムをひと月半で終了して回収していました。技術屋ですが、ここでマーケティング、財務、法務、営業のプログラムを終了しました。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-03 15:53

その3.

バブルが崩壊して世界的に業績が落ち込み、日本法人が日本企業(上場企業)へ売却されました。ここでマネージメントが一新されて、昇進機会を与えられ、業務量は三倍になりました。B/S、P/Lと部門目標の作成と管理を徹底的に叩き込まれました。サービス部門は故障修理も売り上げになります。これも含めて年間の予算差異を1200円以内にするという要求で、これが守れないと長時間の叱責と再発防止案の提出を役員の面前で行いました。年間売り上げ6億から10億、課員5名から10名のプレイングマネージャーでした。少しだけお願いを聞いてもらい、本社部門の回収実務も経験させてもらい、様々な経営コンサルタントの方々とお話しさせていただきました。

会社の立て直しプロジェクトを任され、本社の意向がリストラにあったことは理解したものの、当時のコンサルと話をして、業務効率化と新規ビジネスによる人員増減なし計画を上奏したところ、良くやったというお言葉と現業復帰の命を頂戴しました。社員を辞める方向に仕向けることはあってもクビにしたことがないというのが自慢の親会社でしたので、気に入らないことをしてくれたけど居てもいいよということでした。

結果、退職して少しふらふらしていたところ、医療機器業界を紹介してもらい、22年前に転職しました。業界で5社の転職(内、部門閉鎖によるクビ1社と退職1社)をしています。

現在、日本の病院の4割は完全な赤字、6割の黒字病院の多くもともすれば赤字になりかねない状態です。健全経営できている病院は2割以下とも言われています。そして病院の人件費比率は療養病院で5割、一般病院で6割です。

様々なケースがありますが、ここは看護師に関して絞ります。

厚労省の規定で看護師の最低人数は決まっています。入院患者3人に対して看護師1名、外来患者30名に対して看護師1名が必要です。そして入院費用の金額は15,910円(最大)です。以前は21日以降の減額でしたが、現在はこれに14日までの加算と30日までの加算という形で認められています。
療養型の病院は別の算定基準ですが、基本急性期病院は患者を早く退院させないと収益の悪化を招きます。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-03 16:53

その4.(途中で消えて少し気持ちが折れました)

日本では歯科治療のような混合診療を自由に認めていません。基本は保険診療で認められた治療を患者に行うことになります。革新的な治療を行おうとする場合、病院はそのコストを患者に請求することを諦めるか、患者がすべての治療コストを自由診療として負担することになります。

日本の看護師給与は世界トップクラスです。待遇を含めて上回るのはカナダだけだと思います。米国の麻酔看護師などは特殊な例で年俸2千万円クラスになりますが、これには学習と経験、そして医療制度による病院収益の違いによるものです。

看護師の仕事は大変です。交代勤務もあります。病院によっては給与を含めて待遇の悪いところもあります。そうしたところはどんどん辞めて行ってしまい、病院運営ができなくなるところも出てきています。

医師もそうですが、看護師も技能仕事です。ですので技能が無い者は学ぶしかありません。通常の勤務をしながら、コーチングすることは大変です。いまだに自分が昔経験したように自分の存在を技能を隠すことで誇示する人もおられます。中間職にはいつでも辞めてやる、師長職であれば辞めてしまうかもしれないという思いは常にあるような気がします。大きな病院であればオペ、病棟、外来をローテーションするところもあります。

医師でも看護師でも「この人凄いな」という人は勉強と観察を怠りません。中にはドラマのように「だったらお前がやれよ!」という人もいます。努力しても理解できないという人には寛容ですが、努力しないでわからないという人は切り捨てます。とっとと辞めて患者に触れない方が被害が少ないと考える人達です。

この素養を持った人は好き嫌いせずに知識と経験を吸収する意欲があります。十分に知識と経験を吸い込んだところで、初めて何をしようか、どこへ向かおうかと考えて進みます。知識と経験の無い者に「出来る」と言えることはありません。現場で知識と経験を吸収できて初めてスタートラインに立てます。


FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-03 17:27

その5.(そろそろ草臥れました(笑))

医師国家試験の合格率は90%から50%チョイです。ところが、看護師国家試験、放射線技師国家試験は合格率が90%を超えます。

合格率が高いことを学校は誇示して生徒を募集します。これにはカラクリがあると言われています。
合格できそうもない者は試験を受けさせない、合格できそうな者はおだてまくって受験まで持って行く。そのため、学校は受験準備の学校であり、現場で求められる人材育成の場ではない、資格があればあとは現場でご勝手にという構図になります。

薬剤師がインターン経験が必須になり修業年限が伸びました。看護師教育も1年増やしてインターン期間を延ばすべきだと思っています。少しでも実務を多く経験して向き不向きを見極めるべきだと思います。職業訓練校で学んで仕事が合わないというのは互いに資源の無駄でしかありません。

患者の命に向き合う崇高な仕事であることは間違いありません。医療関係者が患者に行うことは早い社会復帰をサポートすることです。居心地の良い環境に腐心するだけではありません。ホスピスであれば苦しみを取り除き安らかな死を迎える手伝いをすることです。そこでも観察と判断、技能は必須です。

自分が患者としてかかわった方々はどなたも仕事に真摯に向き合い、好き嫌い無く学ぶ人でした、そして若干Sよりの人が多かったようにも思います(笑)

もう一つ、大きな問題として日本では医師免許も持った者しか病院経営ができないことです。経営の専門家が経営することで、大きなブレークスルーを迎えることができるはずです。これは法律が変わらない限りどうにもなりません。

長文失礼、あくまでも経験からの私見ですので、異論反論はあると思いますがご容赦ください。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-03 17:50

(^_^)ゞ 読了

寝落ちしなかったよ!

。。。((( ・Θ・) ♪
FUJI2 さん 誉めておくれ♬

豆乃花

女性/55歳/東京都/自営・自由業
2018-06-03 21:21

なるほどね。

病院経営のスペシャリスト、という方向性が、一番、改革の肝のようですね。

コーギモモ

男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-06-04 02:29

豆さま、モモさま、

ありがとうございます。

医療は学びと経験でしか成長することができない現状です。できる・できない、好き・嫌いでニューカマーが道を選択すべきではない分野だと思います。あるレベルに到達した者が、その先の専門を極める選択が現状で正しいと思います。

近い将来のブレークスルーは2つ、AIの活用と専門家による経営です。

日本は米国と同じくらいCTとMRを保有しています。人口比率ではダントツに日本が多いです。しかし、放射線医は5,000人ほどしかおりません。ゆえに画像を読む専門家が圧倒的に少ないというのが現状です。せっかく良い機械を持って検査をしていながら、見落とされる患者が多いことも事実です。メーカーはこぞってAIでの画像解析技術の商品化を行っています。こうした動きは看護の世界でも進むと予想します。AIがルーチンを行い、人間にはより専門性の高い分野に特化して人的コストを下げる。経営の専門家が着手すれば、こうした方向に舵を切ることは容易に推測できます。

そのときに技術を囲った人たちの存在意義はどんどん失われていくことになると思います。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2018-06-04 10:35