子供は母親を選べない...。
ニュースで繰り返される虐待死は 万引き家族の『コロッケあげるから こっち来ない?』と声を掛ける主人公と、寒空の玄関で開けられることのない扉の絶望感にひたる幼児に小さな小さな光が差し伸べられる、そういうシーンとリンクしてしまう...。是枝監督は万引きを繰り返すどうしようもない男に、虐待される幼児を救うとい描写を行う。母親を選ぶ事の出来ない子供、親になりたくてもなれない人達、絆とは何かを思わせる。
映画ではちょっとだけ救われる幼児。ニュースのような事件は、社会的システムを改革する事で何とかならないものか...。弱者が救われるような 寄り添って生きていけるような そんな社会になるといいよね。
家族の作り方を社会システムを絡めていく時期かもしれない。児童手当とかばら撒いても親が使って終わり。働く場所と保育所をリンクさせたシステムをTVで見た事がある。TVではコールセンターだったか、子供も様子はガラス張りの向こう側に見える安心感もセットされていた。帰宅時はショッピングも出来るという便利さだったと思う。子育てのし易さはお金をばら撒く事でなく、働く意欲モチベーションを高めるという配慮だ。
現実と映画は違うけど、映画の中にヒントがあるかもしれない。
.(╹◡╹)
----/59歳/----/...☔️
2018-06-08 06:04