親父さん!『こまい』でした!
「高級フレンチは皿ばかりデカくて、不釣り合いの小さな食材と、筆書きみたいなよくわからんソースが……」とかなんとか。
そんなこといったら、
女性ものの時計やら指輪を買うと、化粧箱にベルベットの台座、外箱に手提げ袋に、保証書までコジャレたポチ袋に入って過剰包装もいいところじゃないか。
とか。
いろいろ考えは巡って。
AKBグループやEXILE系列はあれだけの人数が必要なのだろうか、とか(笑)
そもそも、映画、音楽、小説、絵画など、無駄なものだらけだし。
イタリア料理店など、なくなっても、その実、日本国民は困らないしな(  ̄▽ ̄)
だったらアンタら。
毎日毎食 、麦飯とメザシでいいのか?
っていう。
老若男女すべて外出はカーキ色の国民服でいいのかよ?
っていう。
『御菓子と駄菓子』みたいなね。
『粋と駄』といったものが食文化にはありましてね。
これまたどちらも教養でしてな。
駄食のモノサシで粋を測ってはいかんし、逆もまたしかり。それこそ『野暮』ってもんです。
下町に出かけて。
昔ながらの寿司屋で『ひと仕事した江戸前のネタ』をつまむのも、新進気鋭の大将が握る新作寿司を食べるのも、折り寿司の店で助六買って帰るのも、駄菓子屋のレバーカツを立ち食いするのも、ラムネを買って飲むのも、どれも楽しい。
『質実剛健、庶民の味方』みたいな、安くて大盛が売りの、例えば定食屋とか中華屋とか。それはそれで『質実剛健、庶民の味方』という風に思わせる演出も実はあるんだけどね。
コストは低いかもしれないけど、実のところバリューは高級フレンチのほうが上かも知れないよ。
それもまた理解と教養なのだか。
まぁ。
そんなん知らん、別に空腹が満たされれば良いよ、と思うなら、身の丈にあわないことはしないほうが良いとは思います。
店を選ぶのも客なら、店だって客は選びますから。
傲慢かと思われるかもしれませんが、経済的かつ人情的な理由から、必要ないものをカットして、守るべきものを守ってるだけなんです。
お陰さまで、うちは理解度の高いお客様に囲まれて幸せですけどね。
仲間のいわれなき苦労は忍びないので、
つい (^人^)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2018-06-12 00:24