本日の案件。ある日の仕事。
皆様、お疲れ様です。
本日の案件。
或る日の仕事。
私は、都内でバーを営んでおります。
ある日の実際にあった出来事を御紹介いたします。
とある日。
深夜、遅い時間に、
Bar.には、3組の御客様が居た。
5件目のハシゴ酒の末に、ようやくBar.に辿り着き、
ジントニックを片手にカウンターを枕にして、
うたた寝している男性客も、
目の前のバーテンダーを相手に
泡沫(うたかた)の想い出酒を語っている男性客も、
気付いてはいなかった。
カウンターの奥に居たアベック客の男性が、
女性にプロポーズした瞬間を。
私(バーテンダー)は、
女性客が小さく頷き、頭を下げたのを
横目で確認した時、
この空間に居られた事に感謝した。
時として、人の人生の節目に立ち会う事がある。
目の前で人が幸せそうにしているという事は、
唯それだけで、世の中全体を幸せにしてしまう。
ありがとうございます。
お幸せに。
その時、男性が飲んでしたのは、
Bar.のオリジナル・カクテル。
カクテル名「人生の決断をする時に飲むカクテル」だった。
bar亭主
男性/60歳/東京都/自営・自由業
2018-06-12 07:37