本日の案件
私の水の泡案件は監督の仕事です
私は高校時代所属していた野球部の手伝いとして監督や顧問の先生が仕事でいない時、ノックを打ったり、練習の監督をしたりとお手伝いをしています
ある時顧問の先生が仕事の都合で部活に来れない、監督も仕事が忙しく試合に間に合わないとのことで、試合の監督をしてくれと頼まれました
私は監督がいないのにチームを負けさせるわけにはいかないと思い、三週間くらいかけてチームの選手のデータを整理してしてどの選手をどこの打順で使うのがいいのか、どの選手が調子がいいのかと徹底的に調べ、何通りも打順を組みその中から一番いい打順を考え抜きました。
またあまりに熱を入れすぎたために前日は全く眠れず、ずっとホワイトボードと向き合いあの選手が調子悪かったらすぐこの選手と交代して、この選手の前にランナーがいたら必ず送りバントのサインだそうなど夜な夜な考えていました
そして迎えた当日
なんと監督が来ているではありませんか、監督いわく「頑張って仕事休んで来たよ」とおっしゃっていました
もちろん試合は監督が指揮をとり私はベンチから外れた選手のコンディション調整を行なっていました
私の三週間は完全に水の泡となりましたがこの三週間を通して我が母校の選手に対する思いがより一層深いものとなりました
シラフ崎
男性/28歳/東京都/学生
2018-06-19 15:54