本日の案件
本部長、秘書、社員のみなさまお疲れ様です!
本日の案件ですが…
小学生のとき、お友達のマリちゃんのお宅に初めて遊びにいったときのことです。
割と築年数の経ったアパートで、真昼間なのに廊下が薄暗く、その時点でもう異世界に入り込んでしまった気分だったのですが、部屋の中に通されて固まりました。
「いらっしゃい」とハスキーボイスで迎えてくれたお母さんは、薄暗い部屋でタバコ片手にミックスナッツを食べながらテレビを見ていました。え?この人がマリちゃんのお母さん??他の友達のお母さんと全然ちがーう!と軽くパニックになりました。
実は、マリちゃんのお母さんは世界的に有名なチェンバロ奏者だったのです。
たしかに狭い部屋のほぼ半分を大きなチェンバロが占めていて、窓を塞いでいました。
ソバージュのかかった茶色い髪に真っ赤なマニキュア…小学校3年生だった私は、マリちゃんのお母さんから漂いまくる夜の雰囲気に完全に呑まれ、早々に帰ってきてしまいました。
今思うと、とってもかっこいいお母さんですが、当時はカルチャーショックが大きくて、しばらくドキドキしていたのを覚えています。
ちなみにそのときマリちゃんのお母さんが見ていたのは「やっぱり猫が好き」という室井滋さんや小林聡美さんが出ていたコメディードラマで、「これ、面白いわよ〜あんたたちも見なさいよ」と言われたのですが、小3にあの面白さが理解出来るはずもなく、ひたすら固まっていました笑
浪速の嫁あっこ
女性/42歳/東京都/専業主婦
2018-06-20 13:23