NAI NAI 16
皆さん、お疲れ様です。
いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、カバンって便利ですよね。
カバンがあるから、大切な財布とか携帯とか鍵とかを入れることができますもの。
太古の昔から、人々は何かを入れて運ぶために、皮をはいだり草を編んだりしてカバンを作ってきました。
カバンによってより多くのものを運ぶことができます。
そして時代と共にカバンは様々な素材や機能を向上させ進化してきました。
まさにカバンの中に人類の知恵がつまっているようです。
そして、その中には私達は荷物だけでなく夢や希望まで入れることができるのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、昨夜の話です。
沢山飲んで、ハシゴして、バーでブラジル戦を観ながらまた飲んで、すっかりできあがってしまいました。
そして、隣の駅からてくてくと歩いて帰っていた時に気付きました。
…ない‼…
そうです。後半の記憶と共に愛用の吉田カバンのトートバッグが肩にかかっていません。
でも大丈夫です。
とりあえず携帯のGPSで位置を特定…
…ない…
携帯もありません。カバンの中に入れたからです。
ここは一旦家に帰って家の携帯を持って…
…ない…
鍵はカバンの中です。
落ち着け、落ち着くんだ!
僕は、そう自分に言い聞かせてカラカラに渇いた喉を潤そうと自販機の前に…
…ない…
財布はもちろんカバンの中です。
予備の財布ももちろんカバンの中です。
スケジュール帳も、数冊の本も、水筒もタオルもティッシュもリップも目薬も…
ぜーんぶカバンの中です。
夜の闇の中、黒いカバンを探してさ迷う
一匹の狼…。
さながら、それが12時間前の僕です。
(レスに続く…)
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2018-06-23 12:03