社員掲示板

養育

俳句の夏井いつき先生は、シングルマザーになって保育園へ預けた子供が母親の似顔絵を描く際に「あまり見ていないから忘れた」と言ったことに強く動揺して教職を辞めたという。


(以下、数年前のとあるコラムから)
『「あぁ顔は覚えていないけど、確かにこの子の着ている服は私が毎日洗った服だ」
アンデスの山奥で撮った子どもの写真を10年後、その母親に見せたところ、知らないと言ったらしいのです。』

写真というものが日常にない民族の母親にとっては、子どもの顔とはどういうものなのか?

ふと、親子の関係、つながりを考えちゃいますね。
生活環境がきびしい中での「養育」の意味とは?
たぶんそこには虐待などは(あっても先進国ほどは)なく、ただただ飢えさせず、病気にならないように最低限清潔に暮らすことだけに繰り返される毎日。

昨今売れている俳句の先生の親しみやすい笑顔の陰のご苦労話から、以前読んだアンデスの母親の言葉を思い出しました。子どもの顔を覚えていない話に、少なからず衝撃を受けました。

くみ

女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2018-07-08 13:24

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。