本日の案件
私にとって大切なものは猫です。
10年前に夫婦で飼い始めたその子は、猫のくせにぼーっといているというか、たまによだれを垂らしたりしてなんか天然な感じの子でした。
そんな愛くるしい猫が突然、ベッドの奥の細いスペースに隠れるように佇んでいました。
静かに近づいてみるととても苦しそうでした。
いつの間にか調子を崩し腎臓を悪くしていたんです。
その後動物病院で見てもらったときに先生から、自宅で出来る点滴を勧められました。妻とどうしたら上手くできるか、注射針を指すときに痛がらないか、逃げられないかなど工夫しながら週に一回自宅で点滴をやるようになり3年経ちました。
しばらくは調子が良かったのですが、腎臓がちょっとずつ悪くなっていき今では目の瞳孔が自分で調節出来なくなってしまい、高いところにジャンプするときに足を引っ掛けるようになり、以前みたいに飛び跳ねるようなことはなくなりました。ですが目があまり見えていないのに、呼ぶと自分のところにフラフラしながら来てくれます。それが可愛すぎて泣きそうになります。
頼りにされているんだなと思いながら今後も死ぬまで大切にして、最期にはこの家に飼われて幸せだったと思わせてやりたいと思います。
さとちゃんまん
男性/45歳/東京都/会社員
2018-07-12 13:36