久々に
本読んで泣いたわ。
前から存在は知ってはいたけど。
短い言葉でも学ぶことや感じることが沢山あった。ガーナの霊安室を思いだした。現地人じゃなくて外国人もいた。正直、そこにいる人のこととかを想像して、悲しむことはなかった。それより、日本の葬儀や安置の違いをみて不謹慎にもわくわくしてた。案内の病院のガーナ人に1か月安置されると聞いて、どんな処置してるんだとか、ガーナの葬儀スタイルと関係あるのか、家族はどう思うんだとどストレートに聞いてた。
正直、看護に入る前はもっと感情的な部分の反応が強かった。助けてあげたいとか、役に立ちたいとか。でも、正直今はそこはあまりでてこない。自分の感情として。それをやっていたら体がもたないからだと思う。やはりたとえ学生でもそんな場に立ちあうこともある。私だけ別室に呼びだされた時、やはりショックだった。もっとなにかできることがあったのではないかとか、自分がした、髭反りや整容があの人の最後の整容だと思ったらどうしようもない気持ちになった。可哀想とか、気の毒とか簡単には表せない感情。
でも、医療は、そんな部分がわりと隠されるし、美化されて人に認識されてる。単純明快ストーリーにされて、ドラマや映画にされて。あんなの、なにがいいのかわからないけど。この本は、ヒューマンケアってなにか考えさせられた。看護師が書く文章とはまたちがう感じで、文章に自己主張がないのも、入りこんだ理由かもしれない。
【エンジェルフライト 国際霊柩送還士
佐々涼子 集英社】
よしあゆ
女性/28歳/東京都/看護師
2018-07-23 00:41