花
昔、スタジオ・ジブリの鈴木敏夫プロデューサーがインタビューで語っていたエピソードですが。
宮崎駿 監督の新作を制作するに当たって、故・高畑勲 監督に「 プロデューサーを引き受けてくれませんか?」と依頼したことがあったそうな。
ナウシカやラピュタでプロデューサーを歴任したことのある高畑さんなので、すぐに快諾してくれると鈴木さんは目論んでいましたが、高畑の答えは「しばらく考えさせて下さい」だったとか。
1ヵ月後。
「あらためてプロデューサーについて考えてみた」という高畑さんの言葉とともに、一冊の大学ノートが鈴木さんに差し出されたとか。
そこには高畑さんが1ヶ月かけて調査した、ありとあらゆるプロデューサーと呼ばれる職種について調査結果が、一冊まるまるビッシリと書き込まれており、最後のページに「以上の結果、私はプロデューサーには向いていません。ですのでお断りします。」と書かれてあったそうな(笑)
高畑さんの映画はアニメファンなら見過ごすことはできないし、誰もが認めるように面白いですが、好き嫌いでいえば、僕はあまり好きじゃないんです。なんとなくインテリっぽい学校の先生に説教されてるような映画ばかりだから(笑)
でも、こういうエピソードは大好き(*´∀`)
名前を世に残すような人はやはり尋常ではないですね。職を辞するというか、オファーを断るだけでここまで徹底するものでしょうか(笑)
仕事を辞める、辞めない。
手続きは簡単ですが。
仕事の意義、自分の存在を整理してみて。
それで他人を納得させるだけの説得力があれば、辞めるに値するように思います。
それはそっくりそのまま、何を生業として生きていくのかにも通ずる。
それは極めてシンプルな質問に集約される
今のあなたは何をもって、
誰の役に立てますか?
あなたは何者ですか?
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2018-07-28 16:22