恋のはじまりを意識した案件
本部長、秘書、スタッフの皆さまお疲れさまです。
恋の始まりだと思った瞬間。
そこまで混んでいない時の山手線の車内、空き缶がコロコロと転がっていました。
たま~に見る光景でしたけど、左に行ったり右に行ったり、そ~っと蹴って自分から
遠ざける人も居る中、自分が立ってるところにその空き缶が近付いてきました。
内心、「あ~、こっちに転がってきた、どうしようかな~」と少し考え、
「そうだな、次で降りるから拾って捨てよう」と思っていて気持ちを構えていたところ、
近くの小柄な女性がひょいっと拾い上げていました。
「あ、同じような感覚の人、居るんだな」と少し温かい気持ちになりました。
ただ、次の駅に着いた時、その女性は降りる素振りがなかったので、少し勇気を出して
「ぼく、ここで降りるんで、それ捨てておきます」と手を差し出しました。
女性は「いや、大丈夫ですよ」と遠慮?されましたが、誰が飲んだか分からない空き缶を
持たせておくのは忍びなく、更に一押しして「いや、捨てますから、ハイ(ください)」と
言って空き缶を渡してもらいました。
数秒間ですけど、迷惑な空き缶を拾い上げて捨てておこうと、同じような気持ちになった
女性との素敵な時間。恥ずかしさもありましたが、何だか晴れやかな気持ちになりました。
電車を降りたあと、ホームでその女性が追いかけてきてくれて、お茶して仲良くなりました。
今では毎日家事と育児を頑張ってくれている大切な人となりました。。。
とはなりませんでしたが、一瞬で人間性に恋した瞬間でした。
ジオマグ
男性/53歳/埼玉県/自営・自由業
2018-07-31 17:35