本日の案件
お疲れ様です。
学生の頃、大晦日に、仲の良いバイトの後輩君と2人で、横浜に遊びに行きました。
彼は、女の人の目を見続けて話すことができないくらい、奥手でした。
赤レンガ倉庫で紅白歌合戦のライブビューイングが行われていたので一目見ようと立ち寄ってのですが、
大晦日の影響で、普段以上に人が多く、わたしは後輩君のうしろをついて歩いていくのに必死で、あたふたしていました。
そんなわたしを見て、いきなり彼がわたしの手を取り、
「人が多いので、離さないでください」
と言い、ずっと手を繋いで歩いてくれました。
「こ、こんなに強引なことができる子だったのか・・・?!」
と思い、内心バクバク・・・
彼のじっと顔を見ましたが、彼の顔もわたしと同じように、緊張したような表情でした。
なんとかスクリーンが見えるところまで到着し、ひと段落したとき、彼が、
「離すと、寒くて手が冷えちゃいますから、このまま繋いでおきましょうか」
と言い、そのままつないだ手を彼のポケットに入れて、2人で紅白を見ました。
手もぽかぽか、顔もぽかぽか、心臓はバクバク・・・
年下の男の子にあんなにどきどきしたのは、生まれて初めてでした。
みみみのみ
女性/31歳/埼玉県/会社員
2018-07-31 17:57