社員掲示板

本日の案件

背筋の凍ったお話。

それは私がまだ高校生の頃。
季節は今のように暑い夏の頃でした。
私は40度を越える高熱を出してしまい、近くの病院に入院していました。
その病院は、古くからある病院で色々な噂もありました。
私が入院して3日位たった頃でしょうか。
夜中に猛烈なのどのかわきで起き、水を飲んで落ち着いてきたので寝ようかなーと思ったのですが、……トイレに行きたいなー。
でも時刻は深夜3時。
とりあえず日が出るまで我慢しようと思い、ボーッとしていると、遠くの方から、スリッパを擦る音と、点滴を吊るしておくキャスターのキュルキュルとした音が聞こえてきたんです。
私は、トイレに行く人だろうな、と思いあまり気にもしていなかったのですが、長い。あまりにも長い。
私のいる病棟には2ヶ所トイレがあるのですが、1番端の部屋から歩いたとしても、そんなにかかるはずがないんです。
そればかりか、だんだん私の部屋に近づいてきているのです。
私の部屋は角部屋の6人部屋の窓際。
だんだんと近づいてくる足音。
そしてその足音は、なんと私の部屋に入ってきたのです。
私の部屋には、ベッドは6つあるのですが入り口から左右4つは空きベッド。
窓際の私の反対側にいる人は、イビキをかいて寝ています。
そしてその足音は、なんと私のベッドの方に来てしまいました。
私はとっさに目をつぶってしまいました。
恐る恐る目を開けてみると……そこには知らないおばあさんが❗
私はビックリして固まっていると、そのおばあさんは「私はどうすればいいんでしょうか?」と聞いてきました。
よくよく聞いてみると点滴が抜けないように手袋をはめており、
トイレに行ってもズボンが下ろせなくて困っている。
とのことでした。
私は震えながらナースコールを押し、、看護婦さんに知らないおばあさんが……と言ったところすぐに来てくれ、
笑いながら「怖かったでしょー」と笑いながら私に言ってきました。
いやいやいや怖いなんてもんじゃないですよ‼️
と言ってその場は終わったのですが。
よく考えると、そのおばあさんは一度も足を止めずまっすぐに私の部屋の私のベッドに来たんです。
なんででしょうね?

いとっぺ・ペペロンチーノ

男性/35歳/群馬県/飲食業
2018-08-01 17:51

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。