バースデーカード
『未来のミライ』というアニメを映画を観てきました。
4歳の男の子「くんちゃん」が躍動します。
ほっこり映画でした。
昨日届いた姉からのバースデーカードには、この数行だけが書かれてました。
小さい頃から、私は家族から「くんこ」と呼ばれてました。
姉は統合失調症を患っています。
薬で落ち着いているので、日常生活に不便はなさそうです。
そんな姉に負担をかけたくなかったので、年が8歳も離れているわりにこれまで何か頼み事するようなことはありませんでした。
それが、先日の虫垂炎の急な入院で、手術時間にそばに親族を置いて欲しいという病院側からの要望で、仕方なく一番近くに居て仕事を持っていない姉に頼みました。
「手術の時だけ病院内に居てくれるだけでいいの。お願い!」と。
すると、「外に出ることに慣れてないから予行演習で来ちゃった。明日ちゃんと来れるかどうか心配で。」と言って、前日にヒョッコリ顔を出してくれました。術後も3日間ほど病院に顔を出してくれました。
「病室にいるとくんこが疲れるから談話室でしばらく本を読んでるから」と言いながら、数時間居てくれました。
退院後、そんな姉にお礼の手紙を書きました。
(姉は携帯電話を持っていません)
「居てくれてとても心強かったです。ありがとうございました。付かず離れずで気を使ってくれて、疲れたんじゃないかな?体調大丈夫ですか?交通費の負担をかけたと思うので振り込みます。」
すると、バースデーカードともう一通手紙が同時に届きました。
「だれかの役に立てたことがうれしかったから交通費なんて要りません。引きこもりみたいになってる私でも誰かの役に立つことができるって思ったら、すごくね、うれしかったから。」
姉のいつになく弾んだ声が聞こえてくるようでした。
みなさま、暑いですけど、楽しい一日を♪
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2018-08-02 08:23