やっちまった案件
お疲れ様です。
ちょうど10年前の暑い夏、私は電気工事士の会社に勤めていました。
当時、豊洲のTEPCOのデータセンターに出入り業者として毎日毎日通ってました。
アホみたいな巨大な施設内に、アホみたいな数のサーバーが大量にあり、真夏なのに内部は冷んやり爽やかな現場。
ドコモやSuica等のデータを管理している施設なので、万が一のことがあると翌日新聞の一面を騒がすレベルの不祥事とのことでした。
さてさて、肝心のやっちまった内容ですが…当時まだ新米電気工事士だった私は、先輩達の仕事が円滑に進むようにサポートに徹してました。
あちらこちらから飛ぶ怒号。
『世田谷ぁあ!0.5のケーブルまだかぁ!!』
『ニッパ落としたから、すぐに上に持ってこいやぁ!!!モタモタするなぁ!』
体は一つ。
怒号は多数。
慌てる世田谷。
そして事件は起きる。
慌てていた私は1本のケーブルに引っかかり転倒。
落ちる電源。
一瞬にして停電。
数十秒後、補助電源に切り替わり…やんわりダウンライト点灯。
その時…私は…終わった…と思いました…。
当時は新婚ホヤホヤ。
なのに、巨額の損害賠償を背負うことになるとは…と覚悟しました…。
でも…神はいたんです…。
停電の原因…私じゃなかったんです…。
停電の原因は、猛暑の影響で冷房の効きが悪い一部のサーバールームで、熱暴走によるシステムダウン。そして再起動のため一時的に停電したらしいです。
私が引っかかったケーブルの方はケーブル断線で済みました(笑)
九死に一生を経て…今ここです(笑)
でもそんなタイミングある?
わからへんやん!システムダウンとか!
TEPCO半端ないって!!
あ!本部長!馬券的中おめでとうございます(*´∀`*)
何か奢って下さい\(^o^)/
世田谷のイヂロー
男性/49歳/東京都/自営・自由業
2018-08-06 12:11