スカロケ小説第十八話
「魔法か!スカロケの中の世界なら、やっぱりパワーかな?」
たけうぃきが声を上げる。
「とりあえず、みんなでパワーやってみましょう。私が音頭とるのでいっせいのせでパワーお願いします。」
うらがみんなを見回して言った。
社員一同は口々に同意した。
「いっせいのせー、パワーーーー!」
社員たちの声が辺りに鳴り響く。
ごーーー
泉がすごい音を立てて2つに割れていく。そして、割れた泉の底の先には、真っ暗な海底洞窟の入り口が見えた。
「みんなー、洞窟へ行くよ」
笑うコーヒーが走りながら言う。その後を社員たちが追った。
「えーっ、どうしよう?」
ぱるふぁむが躊躇してると、その背中をTomが押した。
「ぱるふぁむさん、ここは流れに身を任せてみましょう。じっとしてても何も始まらないしね」
「そういうもんかなー」
ぱるふぁむとTomも社員たちの後を追った。
カリン
女性/60歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-09-19 18:14