バカついでにもうひとつ
一昨日の土曜日にね、12人もの仲間が集まってくれたのですよ。こんなちっこい店に。
普段カウンター9席のみで営業してるところに無理矢理12脚の椅子を並べて。狭くて申し訳なかったなぁと。
でも、せっかく集まってくれるのだからと、一週間もショボい頭でメニュー考えて。土曜に仕入れに走ったらお目当ての食材が売り場に無くって……
最初からズッコケ。
漬け帆立の竜田揚げを食べてもらいたかったのにさ、揚げてる途中で会話に夢中になって、気がついたら油の中で衣が全部剥がれてて。みすぼらしい帆立になってしまった。
シシャモ食べたいって言われて、調子にのってシシャモ焼き始めたら、また会話に囚われてさ。気がつけばシシャモは黒焦げ。
普通ならお客さんは怒って当然。「何、この半端な料理。お前なめてんの?」って。
でも皆さん優しいんですよね。失敗した揚げ物に失敗した焼き物でも笑って食べてくれて。
バカだよね。失敗した料理を出す私はバカだし。それをニコニコ笑って許してくれたスカロケの仲間もバカ。許しちゃダメなのにさ。
愛しちゃうでしょ、こういうバカを。
ありがとう!
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2018-08-20 12:33