本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
名勝負と呼んで良いのかわかりませんが、
以前勤めていた会社での話です。
入社、1週間前に新入社員研修というものが3泊4日目でありました。社会人としてのマナーや、会社の方針や、基礎知識を学ぶ場だったのですが、事前課題が出ていて、課題図書に対してどう感じるかという読書感想文的なのがあったんです。
内定が決まってから、数ヶ月時間があったのにも関わらず、すっかり忘れてて、、、本を読むことすらしていなかった私。
研修が明日から始まるという、夜に同じ内定者から何気ない話の中で知ることとなり、その瞬間から血眼になって本を読み、手が動かなくなるほどペンを走らせる。
原稿用紙6枚。
ハッタリが効くわけないと真剣に本を読み、朝陽が昇ってくるのを感じながら、手を黒くする。
はぁ、終わらなかった。
入社前から、出来ないやつの汚名を背負って暮らすのかと泣きそうになりつつも、
絶対に間に合わせる!!
と、研修場所に向かう電車の中で 電車でも勉強をする優秀な学生 かのように、22歳社会人 私はペンを走らせる。
それでも終わらず、研修の合間、トイレに原稿用紙を持ち込んでは書いてを繰り返し、
なんとか、なんとか、
その課題を終わらせて、提出。
バレることなく済みました。
後に、その課題は読まれることはなくシュレッダーされる事を知るのでした。
パンダ子パンダみ
女性/34歳/神奈川県/専業主婦
2018-08-21 08:16